OECD=経済協力開発機構によりますと、韓国の経済成長は今後次第に鈍って、2031年から30年間の平均成長率は1%にとどまるとの見通しです。
これは、OECD=経済協力開発機構が9日まとめた「長期の世界経済展望」で示されたもので、物価水準などを考慮した場合、韓国の1人あたりのGDP=国内総生産の成長率は2030年までは平均2.7%を保つものの、 2031年から30年間では1.0%にまで落ち込むとしています。
この成長率はOECD加盟34か国のうち、ドイツ、ルクセンブルク、ポーランドなどとともに最下位グループになっています。
また韓国の2011年から2060年までの50年間の経済成長率は平均して1.6%になる見通しです。
OECDでは、韓国がOECD加盟国では最も早いスピードで高齢化が進み、生産年齢人口が減少することを主な要因として挙げています。