家畜の飼料の輸入価格が、10年前に比べて2倍から4倍に急騰していることが、関税庁の調査でわかりました。
それによりますと、ことし1月から9月までの飼料用トウモロコシの輸入価格は1トン315ドルで、2002年に比べて3倍に急騰していました。また大豆も3倍、小麦は2.7倍になっています。
またトウモロコシや小麦の代替飼料として注目されはじめた、麦の輸入価格は4.5倍、コーリャンは3.6倍に上昇しています。
関税庁では「世界的な穀物価格の上昇が飼料価格の上昇を招いている。飼料は輸入依存度が高く、製造コストに占める原材料価格の割合が80%を超える存在であるため、牛乳や肉の価格への影響が心配される」と話しています。