韓国の伝統民謡「アリラン」がユネスコの無形文化遺産に登録される見通しです。
韓国文化財庁が5日、明らかにしたところによりますと、ユネスコの無形文化遺産審査小委員会はこのほど、6月に韓国が登録を申請した「アリラン」について、登録すべき遺産として「勧告」することを決定したということです。
ユネスコの無形文化遺産審査小委員会は、韓国から申請のあった「アリラン」について、長い間伝承され、韓国人のアイデンティティと結束を図る重要な役割を果たしてきたとして、文化遺産としての価値を高く評価したということです。
無形文化遺産への登録は、12月3日にユネスコ本部があるパリで開かれる無形文化遺産委員会で最終的に決まりますが、小委員会の決定がほぼ反映されることから、登録が確実視されています。
韓国では、朝鮮王朝時代の国王の魂を祭る宗廟祭礼や伝統的民俗芸能のひとつパンソリなど17件がユネスコの無形文化遺産に登録されています。