景気後退による失業や物価上昇などで保険料が納入できなくなり、生命保険を解約する人が増えていることが分かりました。
韓国金融研究院によりますと、ことし4月から6月までの生命保険の解約件数は176万6000件に上り、去年の同じ期間に比べて13.1%上昇しました。
生命保険を解約した理由について、解約者の45%が「失業や物価上昇などで家計が厳しくなり、保険料を納めることが難しくなった」と答えていたということです。
これについて韓国金融研究院は、「保険の中途解約は、加入者だけではなく保険会社にも悪影響を及ぼす。そこで保険料の納入を一時的に中断することができるようにしたり、小額の保険料で加入できる保険を増やしたりして、景気後退の打撃を受けやすい中産階級や低所得層の人々が、万一の際に備えることができるようにする必要がある」と話しています。