アメリカの環境保護局は2日、韓国の現代自動車と傘下の起亜自動車がアメリカで販売した一部の車種の燃費表示が水増しされていたと発表し、アメリカでの現代・起亜自動車の信頼が大きく損なわれることになりました。
アメリカの環境保護局は、去年7月、現代の自動車の購入者と市民団体が現代自動車が燃費を水増しして表示したとして裁判所に提訴したことを受けて、アメリカで販売された現代・起亜自動車20種の燃費を調べた結果、13種の燃費が水増しされていたことが明らかになりました。
対象台数は2011年から2013年型の全車種のうちおよそ35％の90万台に上っています。
これに対して、現代・起亜自動車は、「大変申し訳ない。手続き的な間違いだった」と釈明し、対象者には1人平均88ドル、合わせて800億ウォンに達する補償費を払うことになりました。
アメリカのメディアは、「現代・起亜自動車がこれまで築いてきた消費者の信頼を大きく損ねる恐れもあり、今後、販売実績にも影響が出かねない」と伝えています。