韓国と日本の両政府は、来年に双方の間を往来する旅行者について、700万人を目標に掲げ、 地方における観光の活性化を中心に協力していくことになりました。
第27回韓日観光振興協議会が29日、日本の函館で開かれ、韓国と日本政府の担当者や観光関係者らが参加し、地方観光の活性化を中心に活発な協議を行いました。
協議会では、両国を取り巻く政治や経済状況にかかわらず、観光による交流が進められることが望ましいとし、来年の両国間を往来する旅行者の目標を700万人にすることで一致しました。
また、この協議会では、自然災害や感染症などが発生した際、両国間で情報を交換する方法や地方観光の活性化を中心とした促進策などについて活発に意見を交わしました。
両国の旅行者は、おととし 550万人近くにまで増えましたが、去年は 東日本大震災による原発事故の影響で、日本を訪れた韓国人がおよそ170万人まで激減したことから500万人を下回っていました。
ことしは少し増えて、9月までに韓国を訪れた日本人が277万人、日本を訪れた韓国人が149万人で、合わせて426万人となっています。