スマートフォンの売り上げが好調なことから、三星電子の今年7月から9月までの第3四半期の営業利益は8兆ウォン余りとこれまでで最高となりました。
三星電子が26日明らかにしたところによりますと、今年第3四半期の売上高は、52兆ウォン余りで、去年に比べて26%、前の四半期に比べて10%増加しました。
また、営業利益は8兆ウォン余りで、去年に比べて91%、前の四半期に比べて21%増え、これまでで最高となりました。
これにより、今年1月から9月までの累積実績は、売上高145兆ウォン余り、営業利益20兆7000億ウォンとなりました。
事業部門別では、主なメモリー製品の値下がりで収益が減った半導体以外の事業部門で実績が改善したということです。
なかでも、スマートフォンを手がけるIT•モバイルコミュニケーション部門は、売上高がほぼ30兆ウォンに迫り、営業利益5兆6000億ウォンを達成して、今期の好実績に大きく寄与しています。
これについて、三星電子では、「ヨーロッパの財政危機に伴う景気低迷やIT需要の落ち込みなどで市況は厳しかったが、差別化された製品と技術競争力をもとに最高の実績を達成することができた」と説明しています。