今年7月から9月までの第3四半期の経済成長率が前の第2四半期に比べて0.2%の増加に止まり、成長の鈍化が続いていることがわかりました。
韓国の中央銀行に当たる韓国銀行が26日にまとめたところによりますと、今年第3四半期の実質GDPは、前の第2四半期に比べて0.2%の増加に止まりました。
四半期ごとの実質GDPの成長率は、今年1月から3月までの第1四半期がプラス0.9%、4月から6月までの第2四半期にプラス0.3%、7月から9月までの第3四半期プラス0.2%で、成長率の鈍化が続いています。
また、第3四半期の成長率を前の年の同じ時期に比べますと、プラス1.6%で、3年前の2009年第3四半期以来の低い水準となっています。
韓国銀行は10月11日、今年の経済成長率見通しを7月の時点の3%から2.4%に大幅に下方修正しましたが、ヨーロッパの債務危機が依然続いているうえ、アメリカの景気回復速度も遅く、中国経済の成長率も鈍化していることから、韓国銀行が見込んだ年2.4%の成長率の達成も難しいものとみられます。