大韓体操協会は来月、イタリアで開催される新体操のセリエAチャンピオンシップ招請大会に、ソン・ヨンジェ選手(18)を参加させない方針を21日、決めました。
大韓体操協会は、その理由について、ソン・ヨンジェ選手の練習量がロンドンオリンピック以降、不足しているうえ、体調も満足できる状態ではないため、公式の国際大会でもない招請大会に参加するのは無理だと判断したと説明しています。
これをめぐって、選手を守るためというのは表面的な理由で、実際には協会が勧めたエキシビジョンショーへの参加をソン･ヨンジェ選手が断ったため、一種の報復として決めた措置であるという非難の声が上がっています。
大韓体操協会は、先月、日本で開かれたエキシビジョンショーに出演するようソン・ヨンジェ選手に要請しましたが、ソン・ヨンジェ選手は自らのエキシビジョンショーの準備を理由にこれを断りました。
ソン・ヨンジェ選手は、先のロンドンオリンピックの新体操個人総合で5位の成績を収めています。
大韓体操協会はまた、新体操韓国代表チームのキム・ジヒ・コーチが、ソン・ヨンジェ選手の指導に限界を感じるとして辞意を表明したことを明らかにしました。
キム・ジヒ・コーチは、ソン・ヨンジェ選手を小学生の頃から指導していて、2008年からは代表チームのコーチを務めていました。