韓国の民間シンクタンクがまとめた報告書によりますと、中国経済は今後横ばいの状態が続くと予想されていて、韓国企業はこの変化に対応する必要があるとしています。
中国の今年第3四半期のGDP=国内総生産の伸び率は7.4%で、7四半期連続して鈍化する傾向を示していて、韓国の「LG経済研究所」は、中国経済が第3四半期に底をついて回復するとするとの見方もあるものの、当分は横ばいの状態が続く可能性が高いとしています。
また、中国は欧米主要国の景気の落ち込みで、輸出が減少していて、中国としては韓国から輸入した部品を完成品にして輸出していることを考えると、韓国の中国への部品の輸出も打撃を受けるだろうとしています。
報告書では、韓国企業は今後、完成品の輸出を増やしていく必要があるが、中国の企業との間で価格競争が避けられず、中国の変化に対応する必要があると指摘しています。