今年の夏に行われたロンドンオリンピック、サッカー男子3位決定戦の終了後に、韓国代表のパク・ジョンウ選手が独島(トクト、日本でいう竹島)の領有権を主張するメッセージを掲げた問題について、FIFA=国際サッカー連盟は、大韓サッカー協会に対し、処分決定を延期したうえで追加の資料を求めました。
この問題では、FIFA規律委員会が今月5日に賞罰委員会を開き、パク・ジョンウ選手への懲戒や制裁レベルを決定する予定でしたが、結論を出すことができず、FIFA法務局に対して追加資料を要求していました。
これを受けて、FIFA法務局は大韓サッカー協会に対し、これまでに提出された資料に加え、選手の立場などをまとめて、27日までに出すよう通知したということです。
大韓サッカー協会の関係者は、前例のない事件なので、FIFAは慎重に処理したいようだと説明しています。
IOC=国際オリンピック委員会では、銅メダルの授与を保留したままになっています。