景気低迷が続き、去年廃業した自営業者はおよそ83万人にのぼり、2007年以降で最も多くなりました。
国税庁が18日にまとめたところによりますと、去年1年間に廃業した個人事業者は82万9000人余りで、全体の個人事業者およそ520万人の16%に相当しています。
また廃業した個人事業者数を前の年に比べますと、およそ2万4000人増えていて、2007年のおよそ85万人に次いで多くなっています。
業種別では、理容・美容業や学習塾などのサービス事業者が17万9000人余りで最も多く、零細スーパーなど小売業種や飲食店、不動産賃貸業などの順でした。
世界的な景気低迷と内需不振が続いていることから、今年は廃業する自営業者がさらに増えることが予想されています。