今月2日、南北の軍事境界線を越えて韓国側に入り投降した北韓軍兵士は、韓国側の取り調べに対し、「上官に暴行を加えたあと、報復が怖くなって脱出した」と述べていることが分かりました。
これは、北韓軍兵士が韓国側に脱出してきた韓国軍の部隊を訪れた国会議員が、軍関係者から当時の警戒態勢などについて説明を受けたあと、報道陣に明らかにしたものです。
それによりますと、この北韓軍兵士は、部隊の上官に暴行を加えたあとで報復を恐れ、先月29日未明に部隊の警戒勤務中に脱出し、今月2日夜、韓国側に入って歩哨詰め所で投降したということです。
一方、歩哨詰め所に取り付けられている監視カメラに当時の状況が録画されておらず、軍内部で故意に消去したのではないかとの疑惑が持ち上がっていることについて、憲兵隊の科学捜査チームが監視カメラを調べた結果、北韓軍兵士が投降した時間帯の映像が故意に消去された痕跡はみられなかったということです。