韓国の自動車市場は今年に続いて来年も縮小するという見通しが示されました。
韓国自動車産業研究所が11日まとめた来年の自動車市場の見通しによりますと、来年の韓国国内での自動車販売台数は153万台で、今年の155万台の見込みに比べて1%減る見通しです。
これについて、韓国自動車産業研究所は、韓国の経済成長率の小幅な改善やFTA=自由貿易協定による消費税と関税のさらなる引き下げなどのプラスの要因もあるが、家計のかかえる負債が大きいというマイナス要因があるためと説明しています。
また、今年1月から8月までの販売台数は去年に比べて6.1%減少しており、年末までの販売台数は去年に比べて2.1%減る見通しだということです。
一方、 来年の世界の自動車販売台数は世界経済の先行きが依然として不透明なことから、8080万台と、今年に比べて3.4%の増加に止まるだろうとしています。