製鉄会社のポスコが去年、江原道(カンウォンド)江陵(カンルン)市に建設したマグネシウム精錬工場で、本格的な生産が始まり、先月27日に初出荷しました。
マグネシウムは、鉄やアルミニウムに比べて軽くて強度が高く、自動車や家電向けの超軽量部品に使用され、世界の生産量およそ8万5000トンの80%が中国で生産されています。
韓国は、これまで国内で使用するマグネシウムをすべて中国から輸入していましたが、今回ポスコがマグネシウムの生産を始めたことで、より安定的にマグネシウムを供給できるものと期待されます。
ポスコは、日本など海外市場に向けてもマグネシウムを供給する予定で、2018年までにマグネシウム生産設備を今の年間1万トンから10万トン規模に拡大することにしています。