企画財政部は9日に公表した経済動向報告書で、「韓国経済は物価や雇用の安定傾向が続いているが、ストライキや台風などの影響で主な指標が低迷している」と分析しました。
それによりますと、8月の鉱工業生産は自動車業界のストライキの影響で、前の月に比べて0.7%減少しました。
小売販売も台風の影響が加わって前の月に比べて3%減りましたが、9月にはストライキが終了したことなどから、改善したものとみています。一方、8月の乗用車の国内販売は、去年の同じ月に比べて20.2%減りましたが、9月はストライキが終了して供給が正常に戻ったため、3.1%の減少にとどまりました。
企画財政部は、消費者心理の回復が多少遅れているものの、物価や賃金などの消費環境は改善する傾向にあるとしています。