ことし1月から9月までの韓国の素材や部品産業の貿易収支は、輸出が減少したものの輸入も減少して、678億ドルの黒字となりました。
知識経済部が7日発表したところによりますと、ことし1月から9月までの韓国の素材・部品産業の貿易収支は、去年の同じ期間に比べて輸出が1.5%減少して1888億ドル、輸入が5.4%減少して1210億ドルとなり、差し引き678億ドルの黒字となりました。
日本からの輸入は、去年の同じ期間に比べて7.8%少ない277億ドルとなり、1年6か月連続で赤字が減少しました。
中国への輸出は4.7%減少して632億ドルとなった反面、アメリカへの輸出が、去年の同じ期間に比べて10.2%も増加して175億ドルとなりました。
これについて知識経済部の関係者は、｢韓国の素材・部品産業は、世界的な景気後退の中でも、ことし3月に発効した韓国とアメリカのFTA=自由貿易協定の影響でアメリカへの輸出が大幅に増えたほか、東南アジアやインドなどへの輸出も増えており、当面は大きな打撃を受けないとみられる｣と説明しています。