李明博(イ・ミョンバク)大統領は5日、退任後に自ら住むとした私邸の敷地購入をめぐる疑惑で捜査を担当する特別検事として、野党の民主統合党が推薦していた進歩系弁護士、李光範(イ・グァンボム)氏(53)を任命しました。
李明博大統領が退任後に住むとした私邸の敷地購入をめぐっては、長男の名義を使ったほか、大統領府青瓦台が資金の一部を肩代わりしたとする疑惑が持ち上がり、民主統合党の告発を受けた検察が不起訴処分としたことから、与野党の合意により特別検事制を導入することになっていました。
李明博大統領は、大統領府・青瓦台の首席秘書官会議で、「悪法も守られなければならない」として、事件を告発した最大野党・民主統合党が推薦した進歩系の弁護士2人のうち、ソウル高等裁判所部長判事出身の李光範弁護士を特別検事に任命しました。
青瓦台では、民主統合党が与党セヌリ党との合意を経ずに一方的に進歩系の弁護士を推薦したとして反発し、再推薦を強く求めていましたが、結局、大統領選挙への影響などを考慮して任命に踏み切ったものとみられます。
李光範特別検事は、10日以内に特別検事補の任命など準備を経て捜査に着手することになり、大統領選挙前の11月末に捜査結果を発表する予定です。
特別検事による捜査では、大統領の長男や青瓦台の警護室も捜査対象となり、結果が注目されます。