小麦など穀物価格の高騰を受けて、年末には、韓国の消費者物価の上昇率が0.3ポイント上がるという見通しが出されました。
民間シンクタンクの現代経済研究院によりますと、9月の国際穀物価格は、3か月前の6月に比べて、小麦が47.3%も急騰したほか、トウモロコシが34.2%、大豆が26.2%上昇しました。
このため穀物を原料とする麺類や豆腐などを中心に商品の価格が近く上昇するとみられ、年末には韓国の消費者物価の上昇率がおよそ0.3ポイント上昇するものとみられるということです。
現代経済研究院は、「韓国の物価は、国際穀物価格が上昇してからおよそ3か月後に上昇する傾向がある。政府は蓄えてきた穀物で国内の穀物価格の上昇を抑えながら、関連業界の価格談合が発生しないよう注意する必要がある」としています。