マッコリや高麗人参など、韓国が多く輸出している食品について、中国政府が輸入審査の基準を緩和することを決めました。
農林水産食品部によりますと、中国政府は韓国政府の要請を受けて、来年2月からマッコリなどの醸造酒について、ほかの食品とは違う微生物の基準値を適用することにしたということです。
中国は、現在、すべての輸入食品について、食品中の微生物の基準値を一律に適用して輸入するかどうかを決めており、乳酸菌が多く含まれているマッコリなどの食品は中国への輸出がむずかしくなっていました。
中国政府は、また、現在は健康食品として分類され、厳しい輸入審査の対象となっている高麗人参も、一般の食品原料に分類することを決めたということです。
これによって韓国が多く輸出している食品への中国の輸入審査の基準が緩和されるため、来年からはマッコリや高麗人参だけでなく、乳酸菌の多いキムチや、高麗人参が入っている鶏肉料理の蔘鷄湯(サムゲタン)などの輸出が増えることが期待されると、農林水産食品部は説明しています。