現代(ヒョンデ)自動車の経営陣と労働組合は30日、賃金をめぐる交渉で暫定合意に達しました。
現代自動車の労使は、30日午前、蔚山(ウルサン)工場で労使交渉代表50人あまりが参加して22回目の賃金交渉を行い、暫定合意案をまとめました。
合意案によりますと、労使は、賃金9万8000ウォンの引き上げ、手当て3000ウォンの引き上げなどに合意し、特に、この10年間争点となっていた徹夜勤務をなくした昼間連続2交代制の実施や月給制の導入にも合意しました。
交渉が行われる間、現代自動車の労組は、12回にわたって部分ストライキを行うなど、労使の間でなかなか合意点を見出せずにいましたが、最大の争点となっていた非正社員の正社員への転換を切り離して協議することにしたことで、なんとか合意にこぎつけました。
労組では、来週の9月3日に全ての組合員を対象に投票を行い、合意案に対する組合員の賛否を問うことにしています。