韓国の三星電子とアメリカのアップル社が、スマートフォンのデザインや特許をめぐって争っている訴訟で、24日、アメリカの裁判所の陪審が三星電子の特許侵害を認める評決を出したことから、三星電子の株価が大幅に下落し、120万ウォンを割り込みました。
三星電子の株価は27日、先週末より9万5000ウォン下がって118万ウォンで取り引きを終えました。三星電子の株価が110万ウォン台に落ちたのは、先月27日以来のことです。
この結果、三星電子の株価の時価総額は、27日1日で187兆8067億ウォンから173兆8132億ウォンに目減りし、13兆9935億ウォンが失われました。
専門家らは、賠償金の支払いや販売の差し止めなどを考えると、三星電子の株価は短期的な調整が避けられないと分析しています。またアメリカでの訴訟が、三星電子にとって不利な方向に進んでいることから、株価が110万ウォン前後にまで落ちる可能性もあるとみています。