韓国の金基德(キム・ギドク)監督(51)が、9月27日からドイツで開かれる国際映画祭の「第20回ハンブルク・フィルムフェスト」で、功労賞の「ダグラス・サーク賞」を受賞することになりました。
「ダグラス・サーク賞」は、1987年に死去したドイツ出身のダグラス・サーク監督にちなんで、映画業界に貢献した人物に与えられる功労賞です。
ハンブルク・フィルムフェストの関係者は、「金基德監督は、映画の技法について絶え間なく疑問を突きつけており、新作の『PIETA(ピエタ)』は、ダグラス・サーク監督の作風によく似ているメロドラマだ」と評価しました。
「PIETA」は、残酷な方法で借金の取り立てをする男性に、ある日、母親を名乗る女性が突然現れて始まる混乱の状況を描いた映画で、韓国では9月6日から公開される予定です。
「PIETA」は、今週29日からイタリアで開かれる第69回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門にも招待されています。