韓流ブームの影響で、免税店での韓国製品の販売が大幅に増えたことがわかりました。
関税庁は先月、ソウル市内の免税店6か所で韓国製品を購入した外国人観光客およそ1000人を対象にアンケート調査を行い、その結果を24日発表しました。
それによりますと、回答者のおよそ80%が「韓流ブームの影響で韓国製品を購入した」と答え、韓流ブームが韓国製品の認知度の向上につながっていることがわかりました。
購入に影響を与えた韓流文化を聞いたところ、「ドラマなど映像コンテンツ」と答えた人が35%で最も多く、次いで「K-ポップスターなど韓流スター」32%、「韓国伝統文化」20.2%、「韓国の料理文化」8.6%などの順でした。
韓国製品を購入した理由としては、日本やアメリカからの観光客は「値段が安いから」という答えを、中国や東南アジアからの観光客は「品質が良いから」という答えを多くあげました。
ことし1月から7月までのソウル市内の免税店での韓国製品の販売額は399億ウォンで、去年の同じ期間に比べて62%も増えました。
韓国製品の販売額そのものは、外国の有名ブランドを中心とした輸入品の販売額1兆3206億ウォンには大きく及びませんが、増加率は、輸入品の増加率21%の3倍に上っています。