液晶ディスプレイなど、ハイテク製品の生産に欠かせない希少な資源、レアアースの中国からの輸入量が、3か月連続で増加しました。
関税庁が23日発表したところによりますと、中国産のレアアースの7月の輸入量は154トンで、1年前の去年7月より22.4%増加しました。
中国からのレアアースの輸入量は、ことし3月の158トンから、4月にはその3分の1程度の54トンに一時的に減少しましたが、5月から再び増え始め、3か月連続の増加となっています。
関税庁は「チタン、モリブデンなどと並んで、レアアースの需要が増えていて、イットリウムなどの価格が上昇し、輸入量が大幅に減少している。韓国での販売価格が急騰する可能性が高いので、動向に注意が必要だ」と話しています。