経済
イラン中央銀行 韓国銀行2行とのウォン決済取引中断へ
Write: 2012-08-17 14:13:49 / Update: 2012-08-17 14:13:49
イラン中央銀行が、韓国のウリ銀行と企業銀行にある輸出入代金決済用のウォン建て口座の利用を中断する方針を決めたことが16日わかりました。
金融界などが16日に明らかにしたところによりますと、イラン中央銀行の副総裁は現地時間の14日、イランにある韓国公館の関係者に対し、ウリ銀行と企業銀行のウォン建て決済口座をこれ以上使わないと伝えてきたということです。
イラン中央銀行は、ウリ銀行と企業銀行に巨額の輸出入代金を預けているにもかかわらず、口座の利率が低いことを不満に思い、預金の金利を引き上げるよう要求していました。
また、ある消息筋によりますと、アメリカなどのイランに対する制裁措置に関連し、ウリ銀行と企業銀行がイラン中央銀行の信頼を失ったことも背景にあるということです。
イラン中央銀行の副総裁はまた、韓国政府にウォン建て決済口座を新設する銀行を探すよう求めており、新たな取引先としてNH農協や韓国輸出入銀行を考えているもようです。ウリ銀行と企業銀行のイランのウォン建て決済口座には、合わせて5兆ウォンの預け入れがあり、この問題が円滑に解決されなければ、イランと取引するおよそ2600社の韓国中小企業の代金決済に支障が生じる懸念が出ています。
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