ロンドンオリンピックに出場した韓国の代表チームが、金メダル13個を獲得して世界5位という好成績を挙げたことで、一部の損害保険会社の支出が増える見通しです。
ロッテ損害保険は、ロッテスーパー、ロッテ免税店、コリアセブンなどロッテグループの系列会社と5件の景品補償保険契約を結んでいたため、数億ウォンの保険金を支払うことになりました。景品補償保険とは、企業がスポーツ試合の結果がよければ客に商品券を贈呈することで売り上げを増やそうとする販売促進を行う際に、大きな損失が出ることに備えて加入する保険です。
ロッテスーパーとロッテ免税店は、韓国代表チームが金メダルを13個以上獲得した場合、抽選で起亜(キア)自動車の軽自動車「レイ」10台をプレゼントするイベントを行いました。
三星グループの系列会社と4件の景品補償保険契約を結んだ三星火災も、数億ウォンの保険金を支払うものとみられています。
しかし損害保険会社は、景品補償保険の契約を結んだ場合、保険金支払いのリスクを分散させるために再保険に加入していることから、実際の支出は、保険金支払い額より少なくなります。