ことし7月から9月までの第3四半期の経済成長率は、前の第2四半期に比べて0%に近い増減ほとんどなしの水準で推移する見通しです。
韓国と海外の経済予測機関は、ヨーロッパの財政危機と韓国の景気低迷などを理由に、第3四半期には、前の第2四半期に比べて0.1%から0.2%の成長率となる見通しだが、内需不振が続けばマイナス成長になる可能性もあるという分析結果を13日、まとめました。
4月から6月までの第2四半期の実質GDP=国内総生産は、第1四半期に比べて0.4%の増加に止まり、1月から3月までの第1四半期の成長率0.9%の半分にも及ばない低い水準でしたが、第3四半期はさらに落ち込むということです。
このように韓国の経済成長率が鈍っている原因としては、内需の不振と輸出の減少が挙げられます。ことし7月の輸出高は去年7月に比べて8.8%少ない446億ドルで、2009年10月以来もっとも大きい減少幅となっています。
海外の専門家らは「韓国のことしの年間経済成長率は最悪の場合、1.8%にまで落ちる可能性もある」と指摘しています。