コメの消費が減少し、ここ11年間に稲作農家の数が3割以上減少したことが分かりました。
農林水産食品部によりますと、去年の稲作農家の数は75万世帯で、11年前の2000年の107万8000世帯より30.4%も減少しました。
これについて農林水産食品部は、1人あたりのコメの消費量が、去年は一昨年より2.1%減少して69.8キログラムとなり、初めて70キログラムを下回るなど、コメの消費量が減少し続けているためと分析しています。
農村経済研究院は、コメの消費量は今後も減り続け、10年後の2022年には58.9キログラムにまで減少すると予想しています。しかし果物の消費量は増え続け、2017年には1人あたり年間60キログラム前後を維持するものと予想されるため、2022年からは、果物の消費量がコメの消費量を上回る可能性が高いという見方を示しています。