去年3月の東日本大震災以降、韓国の海上貨物の日本への輸送量が大幅に増えたことがわかりました。
韓国貿易協会が1日にまとめたところによりますと、去年の海上貨物の日本への輸送量は4000万トンで、前の年より27.4%増え、ことし1~5月は1800万トンと、去年の同じ期間に比べて7.5%増えました。
韓国貿易協会は、「去年3~4月に震災救援物資や復興資材の輸送特需によって輸送量が増えたことを考えると、ことしの輸送量の増加は意味が大きい」と強調しました。
韓国貿易協会は、その背景として、「釜山港は東京や横浜港に比べてコンテナ取扱料金が20~40%割安なうえ、自然災害の被害を受けにくいという認識が高まっており、対日輸送のハブ港として存在感を高めている」と説明しました。