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韓半島

北韓が香港で映像販売始める 変化の表れか

Write: 2012-08-02 09:22:00Update: 2012-08-02 09:22:09

北韓が香港で自国で制作した映像の販売を始めました。
中国大連で北韓の映画や文芸作品などの映像を販売しているコソンフイルムのチャン・ジュソン代表は、韓国の聯合ニュースの電話取材に対して、ことし5月から香港にサーバーを置き「木蘭(モクラン)ビデオサイト」という名前で、北韓の映像作品の販売を始めたことを明らかにしました。そしてチャン・ジュソン代表は「映画界関係者の話や文化開放の実態などを総合すると、北韓は漸進的な対外開放へと方向を決めたようだ」と述べました。
このサイトは、北韓語、英語、日本語、中国語、ロシア語の5つの言語でサービスが提供されており、映画、漫画、テレビドラマ、ドキュメンタリーなどおよそ1300点の北韓制作の映像のほか、音楽、写真、切手なども販売しています。
映画のダウンロード料金は、平均で1本1ドルから3ドルです。
このサイトについてチャン代表は、「表面的には中国サイトによる映像の盗用を防ぐための有料サービスにみえるが、金正恩(キム・ジョンウン)第一書記の時代に入って顕在化している変化の流れを後押しするための措置だ」と説明しています。
一方、ソウルの建国(コングク)大学統一人文学研究団の全永善(チョン・ヨンソン)研究教授は、北韓の映像販売サイトの開設について、「以前から予想されていた著作権強化の側面もあるが、これまでの軍を重視する先軍政治から脱却しようとする狙いもうかがえる」と分析しています。

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