先月7月の消費者物価の上昇率が12年ぶりにもっとも低くなりました。
統計庁が1日まとめた7月の消費者物価動向によりますと、消費者物価は去年7月に比べて1.5%上昇となりました。
これは2000年5月の1.1%以来、最も低い上昇率で、消費者物価の上昇率が1%台になったのは2009年7月以来、3年ぶりです。
ことしの消費者物価の上昇率は、2月の3.1%からじりじり下がって6月には2.2%に落ちていました。
消費者物価が安定している背景には、▼原油の国際価格が下がっていること、▼梅雨や台風などによる被害が大きくなく、農水産物価格が安定していること、▼それに景気の先行きが不透明であることから消費が伸び悩み、価格に変動がないためと分析されています。