韓国を訪れる外国人観光客や海外旅行に出かける韓国人の増加で、免税店のことし上半期の売り上げが過去最高となりました。
消費者心理の冷え込みでデパートや大型スーパーの売り上げは落ち込んでいますが、業界関係者によりますと、免税店の売り上げは30%台の伸び率となり、過去最高となったということです。
新羅(シルラ)免税店の場合、上半期の売り上げは9000億ウォンあまりで、去年上半期に比べて40%近くも伸びました。
このうち外国人への売り上げは、中国からの観光客が増えたことを反映して、去年上半期に比べて75%も増えました。
またロッテ免税店も、売り上げが急増して過去最高となり、ことしの年間売り上げは3兆ウォンを超えると見込んでいます。
上半期の景気低迷にもかかわらず、免税店の業績がよかったのは、海外旅行者の数が去年より15%増えて過去最高となったことや、中国人観光客が30%以上増えて、全体の外国人観光客が去年より23%増えたことなどが要因と分析されています。