スマートフォンの売れ行き好調に支えられ、三星(サムソン)電子の4月から6月までの第2四半期の売上高と営業利益が過去最高となりました。
三星電子が27日に発表したところによりますと、第2四半期の売上高は47兆6000億ウォンで、アップル社の40兆1000億ウォンを大きく上回りました。
また、営業利益は6兆7200億ウォンで、これまで過去最高だった前の四半期に比べて15%増えました。
四半期ベースの営業利益が6兆ウォンを超えたのは初めてです。
スマートフォンの販売拡大で携帯電話事業が成長し、全体の収益をけん引しており、スマートフォンを手がけるIT・モバイル事業部門の営業利益は4兆2000億ウォンと、会社全体の営業利益の62%を占めています。
スマートフォンの販売拡大は、「ギャラクシーノート」と「ギャラクシーS3」の人気に支えられたもので、特に「ギャラクシーS3」は発売から2か月足らずで、世界市場で1000万台以上売れているほどの人気です。
三星電子は、全体のスマートフォン販売数でも、アップルを大きく引き離しているものとみられます。
アップルはこのほど、ことし第2四半期にアイフォンを2600万台販売したと明らかにしているのに対し、三星電子のギャラクシーシリーズは、同じ期間、5000万台が売れ、アイフォンのほぼ2倍に上っています。
アップルのアイフォンの新しい機種は、ことし9月頃に発売されるとみられており、それまでは「ギャラクシーS3」の独走が予想され、三星の優勢は第3四半期も続くとみられます。