李明博(イ・ミョンバク)大統領の実の兄で、前国会議員の李相得(イ・サンドク)氏(76)が26日、貯蓄銀行などからおよそ7億5000万ウォンを受け取った疑いで、政治資金法違反と特定犯罪加重処罰法上の斡旋収賄の罪で拘束起訴されました。
これにより、李相得氏は、現職大統領の実の兄弟としては初めて拘束状態で裁判にかけられることになりました。
検察によりますと、李相得氏は5年前の2007年10月にソロモン貯蓄銀行のイム・ソク会長から3億ウォンを、2007年12月には未来貯蓄銀行のキム・チャンギョン会長から3億ウォンを受け取った疑いが持たれています。
また、自身が社長を務めた企業から適正な会計処理を行っていない1億5000万ウォンを諮問料として受け取った疑いも持たれています。
検察は、李相得氏が金品を受け取った時期が第17代大統領選挙の直前であったことから、大統領選挙での資金として使われた可能性があるとみて、資金の使途について集中的に捜査する方針です。
これと関連し、5年前の大統領選挙当時、イム・ソク会長から3億ウォンが、李相得氏と与党・セヌリ党の鄭斗彦(チョン・ドゥオン)議員を経て、当時の李明博(イ・ミョンバク)候補の陣営の遊説団長である權五乙(クォン・オウル)前議員に渡されたという疑惑が提起されています。
ただ、3人の供述に食い違いがあるため、検察は口座追跡などにより、資金の流れを追跡しています。
検察は、ソロモン貯蓄銀行から3億ウォンを受けとった疑いが持たれている鄭斗彦議員に対しては、臨時国会が終わり次第、逮捕状を再び請求する方針です。
鄭斗彦議員の逮捕同意案は、今月11日、国会で表決にかけられましたが、そのときは否決されています。