大企業が去年、採用した大卒新入社員のうち42.3%が地方の大学の卒業生であることがわかりました。
全国経済人連合会が三星電子、現代自動車、SKテレコム、LG電子など大企業20社を対象に採用状況を調べたところによりますと、去年の大卒新入社員2万5751人のうち1万885人が地方の大学の卒業生で、全体の採用枠に占める割合は42.3%でした。
これは、おととしの38.8%より3.5ポイント増えています。
全国経済人連合会の関係者は、「この数字は政府が公営企業などに勧告している地方大学卒業生を採用する割合の30%を大きく上回っており、望ましい方向に向かっている。書類選考から面接まで、大学の名称を伏せて審査する、いわゆる「開かれた採用」が根付き始めた証拠だ」と話しています。