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経済

金属労組がことし2回目の全面スト 大統領が苦言

Write: 2012-07-20 14:58:06Update: 2012-07-20 14:58:06

金属労組がことし2回目の全面スト 大統領が苦言

完成車メーカーなどの労働組合でつくる韓国最大の産業別労働組合、金属労組は20日、賃上げや労働条件の改善などを求めて、今年2回目の全面ストライキを実施しました。
金属労組は、今月13日にも、深夜労働の撤廃、元請けと下請け企業との不公正取引の根絶、非正規雇用の撤廃などを求めて全面ストを行っており、1回目のスト以降、現代(ヒョンデ)自動車や韓国GMなどで団体交渉が再開されましたが、大きな進展がなかったため、2回目のスト実施を決めたものです。
今年は、現代(ヒョンデ)自動車が4年ぶり、起亜(キア)自動車が3年ぶりにストに参加するなど、金属労組の70%以上を占める完成車メーカーが加わり、20日の2回目のストにはこれまでで最も多い13万人が参加したものとみられます。
これに先立って、李明博(イ・ミョンバク)大統領は19日、金属労組のスト実施について、「世界が厳しい課題を解決するために努力しているなか、高所得労組のストは望ましくない。高所得労組がストを行う国は韓国しかない」と指摘しました。
これに対し、金属労組は、「労働組合がある国で、高所得労組がストを行わない国はない。現代自動車労組の高所得の裏には、長時間労働者、深夜労働者、時給労働者、暮らしと家庭が壊された労働者がいることを大統領は知るべきだ」と反論しました。

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