国会は、19日、韓国と日本が軍の機密情報を共有するための韓日情報保護協定や、中国に拘束されている北韓人権擁護活動家の金永煥(キム・ヨンファン)さんの釈放など、外交・安全保障で、前日に続いて政府に対する質問を行いました。
与野党の議員は金滉植(キム・ファンシク)国務総理に対して、韓国軍の機密情報が漏れる危険性があるにもかかわらず、国会の同意も得ないで韓日情報保護協定の交渉を秘密裏に進めてきたことや、中国との関係が悪化したことなどを強く批判しました。
これについて金滉植国務総理は、「韓日情報保護協定は相手国から受け取った情報を外部に漏らさないことを約束するもので、韓国の安全保障に悪影響を及ぼすものではない。交渉を進める過程で国民への配慮が足りなかった部分はあるが、交渉自体は公開的に進められてきた。この協定は国益のためのもので、破棄する性質のものではない」と説明しました。
また与党セヌリ党のユ・ギジュン議員が、北韓の人権活動をしている金永煥さんら韓国人4人が、ことし3月下旬から中国の公安当局に拘束されている問題について、金星煥(キム・ソンファン) 外交通商部長官は「金永煥さんらは近く帰国できるものと期待している」と述べました。
一方、野党の民主統合党のキム・ジェユン議員が、与党セヌリ党の次期大統領候補として最も有力視されている朴槿恵(パク・クンヘ)元党代表の父親である朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領が1961年に主導した軍事クーデターについて国務総理としての考えを聞いたことに対して、金滉植国務総理は、「国務総理は政治的に中立の立場を保たなければならない」と述べ、回答を避けました。
国会は20日には経済分野について対政府質問を行います。