12月の大統領選挙を前に、大統領候補を選ぶための党内選挙に立候補を表明する候補者がどこで出馬宣言するか、その場所が多種多様で国民の関心を集めています。
まず与党セヌリ党の有力候補とされる朴槿恵(パク・クンヘ)元代表が、来週10日に出馬宣言する場所は、ソウル永登浦区にある複合ショッピングモール「タイムズスクエア広場」です。ここは、各界各層の多様な年齢の市民が訪れる開かれた空間として知られ、朴槿恵氏に対する「不通のイメージ」=つまり、対話が足りないというイメージを和らげるため、意思の疎通を象徴する場所として選んだということです。
一方、最大野党民主統合党の有力候補のひとり、孫鶴圭(ソン・ハッキュ)常任顧問は、ソウル市都心部の鐘路区にある世宗大王の銅像前を選びました。
国民から広く尊敬されている世宗大王の国民を愛する精神を引き継ごうという抱負が込められているとされています。
また民主統合党のもうひとりの有力候補、文在寅(ムン・ジェイン)常任顧問が選んだ場所は、ソウル市西大門区の西大門刑務所跡です。ここは日本の植民地時代に戦った独立運動家の精神が息づいた場所であり、現政権で浮き彫りになった特権や格差、分裂の壁を克服し国民統合を訴える狙いがあったということです。