視聴者が去年、もっとも長い時間見たテレビチャンネルは、KBSだったことがわかりました。
放送通信委員会は、237の放送事業者が運営する地上波テレビ、ケーブルテレビ・衛星放送のチャンネル、合わせて373を対象に視聴占有率を算定した去年の視聴占有率を5日、発表しました。
それによりますと、KBS系が36.0%ともっとも高く、次いでMBC系が18.4%、SBS系が11.2%、次いでCJ E&M系が9.2%の順でした。
また去年12月に誕生したケーブルテレビの総合編成チャンネルでは、朝鮮日報系の朝鮮放送が9.1%ともっとも高く、次いで中央日報系のJTBCが7.4%、東亜日報系のチャンネルAが3.8%、毎日経済新聞系のMBNが2.8%の順でした。
視聴占有率は、全体のテレビチャンネルの視聴時間のうち、特定のテレビチャンネルの視聴時間が占める割合で、これには視聴占有率として換算された新聞の購読率も一定の割合で反映されます。
放送通信委員会は、メディアの独占を防ぎ、多様性を保つという観点から、視聴占有率が30%を超える放送事業者に対して資産の売却、放送広告の制限、放送時間の制限などの規制をかけられるようにしていますが、政府が全額を出資した放送事業者の場合は適用外としているため、36.0%で唯一30%を超えたチャンネルのKBS系は規制の適用外となりました。
この視聴占有率は、放送通信委員会によって毎年算定され、放送法にもとづいて、その年の放送事業者の許可、承認、変更承認、再許可などの審査に活用されます。