三星電子のタブレット端末「ギャラクシータブ10.1」のアメリカでの販売差し止めが確定しました。
三星電子が3日明らかにしたところによりますと、カリフォルニア州の連邦地方裁判所は現地時間の2日、三星電子のタブレット端末「ギャラクシータブ10.1」のアメリカでの販売差し止め命令を保留にするよう求めていた三星の訴えを却下しました。
これにより、三星電子は、「ギャラクシータブ2」など、「ギャラクシータブ10.1」に代わる後続のタブレット端末が発売されるまで、アメリカでタブレット端末を販売できなくなりました。
アメリカ・カリフォルニア州の連邦地方裁判所は先月26日、三星電子のタブレット型端末、「ギャラクシータブ10.1」のアメリカでの販売差し止めを求めるアメリカ・アップル社の仮処分申し立てを認めており、三星は販売差し止め命令を保留にするよう訴えていました。
三星電子のタブレット端末のアメリカ市場シェアはおよそ7%で、今回の棄却により、三星電子は打撃を受けることは避けられない見通しです。
また、三星電子は、今月30日からアップルとの特許紛争での本訴訟開始を控えており、今回の判決は三星電子にとって不利に働く恐れがあるものとみられます。