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経済

三星・LGの先端技術 イスラエルの会社が盗み出す

Write: 2012-06-28 08:32:08Update: 2012-06-28 08:32:08

三星・LGの先端技術 イスラエルの会社が盗み出す

三星とLGの先端ディスプレーパネルの「アクティブ・マトリックス式有機EL」などの核心技術が、イスラエルのディスプレー検査装置供給会社のオルボテックを介して海外に流出していたことがわかりました。
アクティブ・マトリックス式有機ELは、応答速度が液晶の1000倍以上速い次世代の薄型ディスプレーで、その製造技術は韓国の法律によって韓国の先端中核産業技術に指定されています。
ソウル中央地方検察庁検は27日、三星モバイルディスプレーとLGディスプレーの製造技術を流出させた罪で、イスラエルのディスプレー検査装置供給会社オルボテックの韓国支社社員3人を起訴しました。
検察はまた、社員の上司3人を同じ罪で在宅起訴したほか、法人であるオルボテックの韓国支社も起訴しました。
検察によりますと、社員らは去年11月からことし1月にかけて数回にわたり三星とLGのパネル製造工場で、自社が供給した検査装置でパネルを点検した際、55インチテレビ用アクティブ・マトリックス式有機ELの回路図などの核心技術をUSBメモリーに保存して海外に流出させた疑いが持たれています。
これらのデータは、オルボテックのイスラエル本社の社員をはじめ、三星やLGのライバルとなる中国や台湾の企業を管理する営業担当社員に送られたことが、捜査で明らかになりました。
検察は、これらの技術がオルボテックの本社を通じて海外のライバル企業に流出した可能性が非常に高いとしています。
90兆ウォンにも上るアクティブ・マトリックス式有機ELの市場は、三星とLGがリードしており、流出した技術の開発に三星は1兆3800億ウォン、LGは1兆270億ウォンを投資しています。

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