韓国の百貨店は、増え続ける中国人観光客に対応して、人民元で買い物ができるシステムを進めています。
大手の新世界百貨店は、29日からソウルの本店で人民元による決済を試験的に行い、来月4日からはすべての支店に拡大することになりました。
新世界百貨店は、これでドル、日本円、ユーロに加えて人民元による決済システムが導入され、4種類の通貨で買い物ができるようになります。
ただし偽札を見分けるため、それぞれの売り場では直接決済せずに、各階に設けている中央レジで人民元の紙幣を鑑定して決済するようにしています。
一方、ロッテ百貨店は、すでに2010年5月からすべての店で人民元による決済を行っています。
また現代百貨店は、ことし下半期から本格的に始めることにしています。