政府は景気のテコ入れ策のひとつとして、下半期に予算の来年への繰り越しを最小限に抑える方針です。
企画財政部は18日、財政管理点検会議を開き、景気を下支えするために予算の60%を上半期に執行するとしていた年初の計画が順調に進んでいると評価するとともに、下半期は来年への繰り越しや必要がなくなったとしての予算の執行中止を、最小限にすることしました。
政府が執行を管理している事業予算で、来年に繰り越したり不用となる予算の割合は年平均5%あり、毎年およそ13兆ウォンから15兆ウォンの繰り越しなどが発生しています。
このため政府は、毎年10月ごろから始めている繰り越しや不用額の最小化対策を、今年は2、3か月前倒しして進めることにしました。
一方、今年の財政の執行率は、先月末現在で、276兆8000億ウォンの予算のうち48.9%にあたる135兆4000億ウォンが執行されています。
これは目標としていた47.2%をすでに超えており、今年上半期までに財政の60%を執行するとしていた政府の目標は達成できるものとみられています。