来年から大型漁船の沿岸での操業が制限される見通しです。
農林水産食品部は15日、海岸から11～22キロ以内の沿岸で大型漁船の操業を制限する操業禁止区域調整案を発表しました。
それによりますと、海岸から11～22キロ以内の沿岸では、大型漁船による刺し網、アナゴ待ち網、あんこう刺し網、いさりび漁、機船船びき網漁業などの操業について操業禁止区域が新設されます。
農林水産食品部がこうした調整案をまとめたのは、大型漁船の沿岸での操業で零細漁民の生計が脅かされているとする指摘を受けたもので、来月初めに関係機関や漁民などの意見を聞き、来月末までに最終案をまとめることにしています。
農林水産食品部は、大型漁船の沿岸操業を制限することで、零細漁民を保護するとともに、沿岸の水産資源を保護する効果も期待できるとしています。