韓国政府は2000年に北韓に提供した食糧借款の返済期日が7日に到来したにもかかわらず、北韓が返済について一切反応を示さなかったことを受けて、8日に韓国輸出入銀行総裁の名義で北韓の朝鮮貿易銀行総裁宛に返済を促す通知文を送りました。
統一部の報道官が8日の定例記者会見で明らかにしたところによりますと、この通知文は、2000年10月4日に合意した南北間の借款契約に基づいて、通知文を受け取った後、返済に応じない期間が30日を超えると債務不履行の状態になることを再確認し、速やかな返済を促しているということです。
統一部の報道官は、「食糧借款は国民の貴重な税金で賄われた。北韓は返済に関する合意を誠実に履行すべきだ」と語りました。
北韓に対する食糧借款は、2000~2007年まで、コメ40万トン、トウモロコシ20万トンなど、合わせて7億2500万ドル相当を提供しましたが、今回返済の対象となっているのは2000年に提供した借款の元利金の一部で583万ドルです。