2014年のワールドカップ・ブラジル大会の本大会出場に向けて、韓国はアジア最終予選の最初の試合を中東のカタールとの間で、韓国時間の9日未明、カタールの首都ドーハで行いますが、試合中継の放送権交渉が難航し、KBSなど地上波テレビ3社での生中継が難しくなっています。
KBS、MBC、SBSの地上波テレビ3社が7日、明らかにしたところによりますと、3社はワールドカップ・ブラジル大会のアジア最終予選を生中継するため、放送権を持っている「ワールド・スポーツ・グループ」と交渉し、1試合あたりの放送権料として9億ウォンを示しましたが、「ワールド・スポーツ・グループ」はほぼ3倍の26億ウォンを求めてきたため、合意に至らなかったということです。
これについてKBSのパク・ヨンムンスポーツ局長は、「われわれは今回の交渉で前回の契約よりおよそ3割高い放送権料を提案したが、相手は予想をはるかに上回る金額を求めてきた。試合の生中継を楽しみにしている国民の方々には申し訳ないが、これ以上の譲歩はできない」と強調しました。
このため韓国時間で9日未明に始まるドーハでの韓国・カタール戦は、KBS、MBC、SBSの地上波テレビ3社による生中継は難しいものとみられています。
しかし3社の関係者は、試合開始1時間前までに合意できれば、生中継ができる可能性もあるとしています。