韓国の弾道ミサイルの射程距離延長をめぐって韓国とアメリカの間で行われている協議が難航している模様です。
韓国の弾道ミサイルの射程は、韓米ミサイル指針によって現在最大300キロに制限されていますが、北韓による長距離ミサイルの開発が続く中で、韓国は射程距離の延長を求めており、多様な形で協議が続いています。
韓国は射程を1000キロまで延長することを求めていますが、そうなれば中国やロシアまで射程内に入るとして、アメリカは反対しています。
韓国政府の関係者は4日、「実務レベルの協議が続けられているが、今月中に合意に至るのは難しいと見られる」と語り、協議が難航していることを明らかにしました。
この関係者は、一部のメディアが韓国とアメリカが射程を550キロに延長することに合意し、今月半ばにワシントンで開かれる予定の韓米外交及び国防相会談で公表する見通しだと報じたことについて、まだ具体的に決まったことはないとして、報道内容を否定しました。