ことしのカンヌ国際映画祭の最高賞は、オーストリア監督の作品「アムール」に贈られ、韓国映画は受賞を逃しました。
第65回カンヌ国際映画祭は、最終日の27日、授賞式が行われ、コンペ部門の最高賞「パルムドール」に、安楽死問題を通じて老夫婦の愛情を描いたオーストリアのミヒャエル・ハネケ監督の作品「アムール」が選ばれました。
ハネケ監督が「パルムドール」を受賞したのは、2009年の「白いリボン」に続いて2度目です。
今回、コンペ部門には合わせて22の作品がノミネートされ、このうち、韓国から参加した、ホン・サンス監督の「他の国で」と、イム・サンス監督の「カネの味」の2作品はいずれも独特な演出技法で海外メディアの関心を集めましたが、受賞には至りませんでした。
韓国映画としては、女性新人監督のシン・スウォンさんの作品「サークルライン(Circleline)」が唯一、フランス批評家週間授賞式でカナル・プリュス賞を贈られました。