中国政府は、北韓住民に対して東北3省で働くことができるビザを発給していることが分かりました。
韓国の朝鮮日報がソウルの外交筋の話として、26日伝えたところによりますと、中国政府は、不足している労働力を補うため最近、北韓住民2万人に対して、研修名目で吉林、遼寧、黒竜江の東北3省で働くことができるビザを発給しているということです。
この措置で、中国東北部の図們(トゥーメン)にある企業が、今月初めに北韓の女性29人を採用しており、その後も160人の女性がさらにこの地域に送られたということです。
北韓の住民が、これらの製造会社やサービス会社などで受け取る賃金は、南北協力事業で進められている開城工業団地の月平均賃金110ドルより多い150ドル以上に上るとされています。